コミュニケーションを楽しく学ぼう!当スクールのシアターワークレッスンの一例をご紹介!

こんにちは、エポック・コミュニケーションスクール 講師の伊藤です。
当スクールは、演劇メソッドを用いた埼玉県初のコミュニケーションスクールということで、2022年3月にオープンいたします!
「演劇メソッドって具体的にどんなことをやるの?」「なんかハードルが高そう…」「演技経験がないと入れない?」
もちろん経験が一切なくても大丈夫!当スクールは誰でも楽しく学べる小学生向けのコミュニケーションスクールです。
本日はそのレッスン内容の一部をご紹介します!
目次
『シアターワークレッスン』って?
当スクールではカリキュラムの一つに『シアターワークレッスン』というものを取り入れています。
俳優の演技力向上を目的として行われる、「シアターゲーム」というものがあります。
演技に必要な様々な技能をゲーム感覚で伸ばすことができるもので、最近では企業のコミュニケーション研修で取り入れていることがあります。
このシアターゲームで鍛えることの出来る能力の一例として、
- 集中力
- 想像力
- 記憶力
- 空間認識能力
- 瞬発力
- マルチタスク能力(複数のことを同時に考える能力)
などが挙げられます。
今挙げたこれらの能力、そのままコミュニケーション能力に結びつきそうだと思いませんか?
集中力、想像力、記憶力は当然のことながら、空間認識能力で的確にパーソナルスペース(他者が自分に近付いて不快に感じない限界範囲。心理的な縄張り)を把握し適度な距離を保ったり、瞬発力ですぐに相手の言っていることを察したり(この場合の瞬発力は"思考"の瞬発力です。肉体的な瞬発力も当然大事で、こちらもシアターゲームによって身につけることができます。)、マルチタスク能力で相手の話を聞くと同時に様々なことを考えてより良いコミュニケーションをしていく。
そう、このシアターゲームではコミュニケーションに必要な能力を楽しみながら鍛えることができるのです!
当スクールではこのシアターゲームを、より子どもの教育目的に沿った形に改良したり、レッスン内容に即した形にしたものを『シアターワークレッスン』という名前でレッスンに取り入れています。
『わたしあなたゲーム』
そのシアターワークレッスンの一つ、『わたしあなたゲーム』を紹介いたします。
基本の流れ
1.まず、数人で円を描くようにして立ちます。
そして一人が「わたし、あなた」といいます。
このとき、「わたし」は自分を指し(①)、「あなた」は円のなかの誰かに向かって言います。
例では、AさんがBさんに向かって「あなた」(②)と言ったとします。

2.「あなた」という声をかけられたBさんは「わたし」(③)と、
相手からの呼びかけをキチンと受け取った後に続いて別のCさんに「あなた」(④)と声をかけます。

基本的にはこれの繰り返しとなります。
最初は手の動きをつけてみたりして誰に「あなた」と声をかけているのか分かりやすくしてもいいでしょう。
レベルアップ!
3.慣れてきたら、動きます!
「わたし、あなた」(⑤⑥)と言い、相手が「わたし…」とこちらの呼びかけをしっかりと受け取ってくれたのを確かめたら、
「あなた」のほうへ歩き出していきます。(相手が「わたし」という前に動きだしてはいけません。)

4.相手のほうへ歩き出すわけですから、呼びかけを受け取った側は早く別の人に「あなた」と声をかけて自分も歩き出さなくてはぶつかってしまいます。
ぶつかってしまったり、詰まってしまったら、ゲームオーバーです。
そして、誰か一人だけ、ずっと呼びかけされていないというのもNG、ゲームオーバーです。

さて、いったいどうしてこのゲームがコミュニケーション力を育てるのに有効なんでしょうか。
上記のやり方解説の文に、具体的に赤字で補足していきます。
『わたしあなたゲーム』の効果
1.まず、数人で円を描くようにして立ちます。
そして一人が「わたし、あなた」といいます。
このとき、「わたし」は自分を指し(①)、「あなた」は円のなかの誰かに向かって言います。
例では、AさんがBさんに向かって「あなた」(②)と言ったとします。

解説→
自分が誰に言葉を渡したいのか。ここが曖昧であったり、上手く相手に渡せないと全員きょとんとしたり、
はたまた何人か同時に呼びかけに反応したりすることがあります。
誰に向けて話しかけているのかを明確にするにはアイコンタクトと体の向きを適宜変えることが必要になります。
ゲームの中で失敗や成功を繰り返すことで楽しみながら、コミュニケーションに必要な非言語コミュニケーションの部分を体得することができます。
2.「あなた」という声をかけられたBさんは「わたし」(③)と、相手からの呼びかけをキチンと受け取った後に続いて別のCさんに「あなた」(④)と声をかけます。

解説→
自分に呼びかけられていることに気づくためには、まずは相手の言葉をキチンと聞き、相手のボディランゲージに気づく必要があります。
そして呼びかけをされた人は、すぐに次の誰かに呼びかけようとしてしまう前に、まず「わたし」と受け止めます。
この「わたし、あなた」→「受け止める、呼びかける、(聞く)、受け止める、呼びかける」の繰り返しが
コミュニケーションにおけるキャッチボールの基本形になっているのです。
3.慣れてきたら、動きます!
「わたし、あなた」(⑤⑥)と言い、相手が「わたし…」とこちらの呼びかけをしっかりと受け取ってくれたのを確かめたら、
「あなた」のほうへ歩き出していきます。(相手が「わたし」という前に動きだしてはいけません。)

解説→
相手に呼びかけをした後、相手が「わたし…」と言うまで、動きださない!これが大切なポイントです。
呼びかけたら終わりではなく、相手が受け取ってくれたことを確認をして初めて自分が動き出すことができるのです。
自分が言動を発するというターン、確認するターン、そして受けとるターンがこのゲームの中でずっと生まれているため、
コミュニケーションに必要なセンサーを磨くことができるのです。
4.相手のほうへ歩き出すわけですから、呼びかけを受け取った側は早く別の人に「あなた」と声をかけて自分も歩き出さなくてはぶつかってしまいます。
ぶつかってしまったり、詰まってしまったら、ゲームオーバーです。
そして、誰か一人だけ、ずっと呼びかけされていないというのもNG、ゲームオーバーです。

解説→
誰か一人だけずっと呼びかけされていないのはNGというのには、仲間はずれ状態はNG!という理由以外にもワケがあります。
このゲームをしていると、
「今誰が言葉を投げかけて、誰が呼びかけを受けとめているか」「もしかしたらまたすぐ順番が回ってくるかもしれない」
という気持ちでドキドキしています。そして、誰か一人だけ呼びかけされてない状態はNG!というルールを設けることで
「どこまで順番が回っているか」「全員ターンが回っているか」「だれか仲間外れになっていないか」と、
視野を広げて周りを観ることができるのです。
つい、自分が受け取ること、自分がやることに精一杯になってしまいがちですが、
そんな中でも視野を広げることへの意識も同時に感覚で学んでいくことができます。
「わたしあなたゲーム」でコミュニケーションの"センサー"が育つ!
以上が「わたしあなたゲーム」の流れ、そして解説となります。
難しそう…と感じましたか?
実際にやってみると、大人でも夢中になって盛り上がるゲームです😉
こんな風にシアターゲームは楽しく遊びながらコミュニケーションにおける大切な”センサー”を育てることができます。
実は、先日開校を前に授業カリキュラムの確認のため、
私の友人に試しに参加してもらいました♪(ちなみに友人は大人です笑)
友人の第一声…

「これ子供の時にやってほしかった…。これをやれば仕事ができる人が育ちそう…!!」
とのこと。
とっても嬉しい感想でした😊
このように演劇メソッドを用いたレッスンで楽しくコミュニケーションを学べるスクール、さいたま市中央区与野にて3月から開校します!
3月の無料体験レッスンは10日と11日です♪
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皆様からの心からご予約お待ちしております。
3月に入会を決めていただいた方は、3月中はレッスン料無料、通い放題です!
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